皮膚疾患・肌ケアの薬
病院の薬としておなじみのブランド「リンデロン」が市販薬に登場しました。シオノギヘルスケアが2月16日に発売した「リンデロンVs」です。ただ、病院で処方されるリンデロンVGとは成分が異なりますので、混同しないように少し注意が必要です。 リンデロン…
note「落ちたことにすら気づかない、虫除けスプレーの意外な落とし穴」について、専門家向けに補足情報を書きます。一般の方々が読むと誤読の恐れがありますので、申し訳ありませんがご遠慮くださいませ。 まず、動画についてです。この動画を見る際のいくつ…
noteで書いた「その虫除け薬の使い方では、己の血を守ることなどできやしない」の補足情報。資格者向けなので、専門用語は特に説明しません。また、わたしは蚊の専門家ではないので、あくまで個人の感想であることをご了承ください。 まず、蚊には2つの胃袋…
8月に入った。梅雨が明け、夏が来る。蚊も来る。 <イカリジン>という言葉を、わたしが初めて聞いたのはいつだったか。そう昔のことではない。初めて聞いた時に、頭をよぎったのは港の錨(イカリ)か、海のイカだったと思う。実際は全然関係がなかった。虫…
以下、資格職向けのコンテンツとなります。 抗真菌薬について調べていて、「おむつかぶれ」のケアで気になったことがありましたので記しておきます。 おむつかぶれの治療薬は、まずスキンケアとしての白色ワセリンや亜鉛華軟膏、アズノール軟膏がベースにあ…
「キンカン ノアール」という薬をご存知でしょうか。こちらです。なんだかかっこいいですね。 【第2類医薬品】キンカン ノアール 20mL 発売日: 2020/03/06 メディア: ヘルスケア&ケア用品 これ、実はあの昔からお馴染みの虫さされ薬「キンカン」なんです。…
青あざを治す薬を選ぶポイントを紹介します 「体ぶつけちゃって、青あざを治せる薬があるって聞いたんですけど・・・ 」というお客が時々いる。そんな薬ないでしょ、と思いきや、あるんです。2018年3月に小林製薬が発売した「アットノン アオキュア」(…
先日紹介した青あざを消す薬のアオキュアですが、これは成分が非常に珍しいんですね。 【第2類医薬品】アットノン アオキュア 5g ※セルフメディケーション税制対象商品 ×2 ※セルフメディケーション税制対象商品 出版社/メーカー: 小林製薬 発売日: 2018/03/0…
ここ1年ほどで小林製薬から「キュア」と名の付く商品が次から次へと登場しました。買おうと思っても「えーっとたしか・・・キュアのつく・・なんだっけ?」となってしまいませんか!ちょっと整理しておきたいと思います。 薬効の説明はあくまでもメーカーに…
だそうです。女子大生の協力を経て、かなりかわいい見た目になっています。グラデーションがいいですね。薬の中身は変わってません。めちゃくちゃ小さいので携帯するには便利です。 www.nikkei.com 【第3類医薬品】ポケムヒS 15mL 出版社/メーカー: 池田模範…
傷あとを治す・・・かどうかはわからないけど、傷あとが気になる人向けの市販薬はいくつかあります。なかでもメジャーなのか、アットノンとアトキュア。両者の違いをサクッと紹介します。 【第2類医薬品】アットノンEX クリーム 15g 出版社/メーカー: 小林製…
あせもの薬として昔からあるのが「タクトホワイトL」。塗ると白くなるんですよね。そこで昨日15日発売したのが「タクトL」。白残りがしにくいそうです。今度、使ってみたいと思います。 ニュースリリース | 薬と健康を見つめる製薬会社 佐藤製薬株式会社…
首にぴょろぴょろした小さなイボができることがあります。その多くはアクロコルドンと呼ばれる、人には感染しないイボです。ドラッグストアでは時々お客から質問される症状ですが、アクロコルドン用のお薬はないので、病院への受診をお勧めしています。 実は…
「アセムヒEX」が4月3日に新発売されました。メーカーが、 「あせかぶれ」 という新たなパワーワードを作ったもよう。あせかぶれって何でしょうか?メーカーのニュースリリースから引用します。 「あせも」は急激な発汗、汚れや皮脂で汗腺が詰まり、溜ま…
頭皮のかゆみ、かぶれ、しっしんを治す塗り薬「ムヒHD」がリニューアルして、しみにくい「ムヒHDm」が4月3日から発売されることになりました。 【指定第2類医薬品】ムヒHD 30mL ※セルフメディケーション税制対象商品 出版社/メーカー: 池田模範堂 発…
新商品の紹介です。ヨクイニンと桂枝茯苓丸を合せた「ヨクイノーゲンホワイト錠」が2018年3月7日にクラシエから発売しました。生理が辛い、手足が冷える、そんな人向けの漢方薬・桂枝茯苓丸に、肌荒れに使うヨクイニンを加えた新商品です。 【薬品】 …
大人の尿パッド、おむつかぶれなどを治す「カブナース」が発売されました。 【指定第2類医薬品】カブナース 15g 出版社/メーカー: 小林製薬 発売日: 2018/03/07 メディア: ヘルスケア&ケア用品 この商品を含むブログを見る www.kobayashi.co.jp デキサメタゾ…
体や汗の匂いお防ぐ「ピロエース石鹸」が2018年3月にリニューアルされました。ピロユーザー以外は気付いてないでしょうが、実はピロエース石鹸は昨年8月から出荷停止されていました。半年以上も供給が停止されるというのは、ちょっと異常事態ですよね…
イボには加齢に伴うイボと、ウイルス性のイボがあると昨日書きました。ウイルス性のイボの犯人は「HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)」といいます。そう、最近子宮頚がんワクチン問題で世間を騒がせているあのHPVです。 実はHPVにはいくつもの種類があり、…
効かないのに、あたかも効くかのように宣伝していた―――。クラシエの市販薬「ヨクイニン」の広告に問題があったことを2月20日付の毎日新聞が報じています。 ウイルス感染が原因で起きるいぼにしか効果が望めない市販の服用薬の広告に、加齢によるいぼに効…
ネットで知名度高い保湿の薬を比較する 先月書いた「『ヘパリン類似物質』の市販薬と上手く付き合う4つのポイント」という記事がそこそこ読まれたようなので、続きを書こうと思う。 drugstore.hatenablog.com 保湿成分のヘパリン類似物質を含む市販薬はたく…
ドラッグストアでヒルドイドと同じ薬効成分ヘパリン類似物質を含み、しかも濃度の保湿薬を買うことができる。 ビューティーモデルも使ってるだと!? 皮膚科などでよく処方される乾燥肌向けの薬「ヒルドイド」。これを美容目的で病院で大量にゲットする人が…
ついに薬にも”ボタニカル”が登場。使用感を比較しよう 乾燥肌のかゆみや湿疹などに使う塗り薬「メンソレータムADボタニカル」が発売しました。 通常品の「メンソレータムADクリーム」と比べながら、ボタニカルの特徴を見ていきます。 【第2類医薬品】メンソ…
シートタイプのかゆみ止め薬が登場! 【第3類医薬品】メソッド シート 10枚 出版社/メーカー: ライオン 発売日: 2017/03/01 メディア: ヘルスケア&ケア用品 この商品を含むブログを見る 一風変わったかゆみ止めの薬「メソッドシート」が今年2017年3月に…
珍カバ消滅。そして犬が現れた イソジンが珍カバになった。珍カバは大人の事情でこの世から消えた。 そしていまでは、犬のキャラクターがイソジンのロゴになった。 あら、あいくるしい。ぼく好きです、このイラスト。 【第3類医薬品】イソジンうがい薬 120mL…
ピアスで耳が赤くなる理由 「耳にピアスの穴を開けたら赤くなった」 というのは、ドラッグストアでお客から時々ある相談。ピアスで耳が赤くなる原因は、ざっくり2つのタイプに分けられそうだ。 ①接触皮膚炎・・・金属アレルギー。いわゆるかぶれを起こした…
高額な治療費請求にご注意! ドラッグストアでお客から、 「首のところにイボみたいのができてるんですけど、これってなんですか?」 という質問を時々受ける。ヒダのような、肌色の小さな突起。複数あることが多い。これ、なに。 イボの正体は「アクロコル…
粉瘤で1か月以上かけて4回通院 ぼくは背中に粉瘤ができた。そのときの経験を紹介する。 粉瘤を治すために、ぼくは5週間かけて4回通院した。もう、ほんと勘弁してほしい。かかった費用は、1万6000円くらい。もっと早めに受診していれば、通院も2回…
丸いコブの正体は・・・ コブのような、おできのような、謎のデキモノがある。痛みはない。時間をかけて、だんだん大きくなっていくようなら注意が必要だ。それは「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれるものかもしれない。市販薬では絶対、治せない。治そうとする…
スプレータイプのあせも薬 「アセモアパウダースプレー」という商品を買って使ってみた。 あせもの薬、ぼくはタクトローションを使っているのだけど、ブログに「スプレータイプの薬が便利」みたいなコメントをいただいたので、近所のドラッグストアで売って…